忙しい朝に、アイロンをかける時間はありますか?
出張や旅行のたびに、パッキングの段階からちょっと憂鬱。
Tシャツを小さく畳んでバッグに詰めて、移動先で取り出すと、くっきり折り目が……。
翌朝、「人前に出るのにこれじゃちょっと」と、ホテルのアイロンやスチームを引っ張り出す。
こんな“朝の儀式”に、心当たりのある方も多いのでは?
そんな悩みを解決するために、VELARのTシャツは「形態安定性」にこだわりました。
ではVELARの実力やいかに?実験してみました。
シワの正体って? まずは知っておきたい“しくみ”の話。

出張時、衣類はこんなふうにパッキングしますね。この状態で一日二日と経過すると……どれだけシワが入るかは想像に難くありません。
まず前提として、シワって何かというと織物組織の糸のズレ。
衣類をギュッと畳んだり、圧をかけたり、折れ曲がったりすると、生地の中で糸がずれて、そのまま戻らなくなってしまう。これがシワのメカニズムです。
たとえばシャツのように、縦糸と横糸で組まれた織物は、このズレが起こりやすい。
一方で、セーターのような編物は、糸をループして編んでいるので、折れても戻りやすく、シワになりにくい。
VELARのTシャツは、後者の“編物”。
だからそもそも、シワがつきにくい素材構造をしています。
Tシャツでも本当にシワになりにくい? 実験スタート。
ということで、前回の汗ジミ実験と同様に、2枚のTシャツを用意しました。
- 〈VELAR〉襟高Tシャツ「ERIDAKA」 … 後ろ襟を高く設計したジャケT向けモデル
- 一般的な白Tシャツ … コットン100%、着慣れた定番
どちらも 7 オンスのコットンベースで条件は同じ。あとは結果を待つだけです。

Step 1:Tシャツを畳み、折り目に 2.5 kg の重りをセット
2枚のTシャツを同じように畳み、折り目となる部分に約2.5 kgの重りを乗せます。
圧がしっかりかかった状態で30分ほど放置。
想定しているのは、「前日の夜にバッグへ詰め込み → 翌朝取り出して着る」までの時間感覚です。


Step 2:30分後、広げてみたら…



広げてみると、その差は一目瞭然でした。一枚ずつ、詳しく見ていきましょう。
移動先でもシワ知らず――まずは ERIDAKA をチェック
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なぜこんなに差が出た? その秘密は“生地の構造”にあります。
VELARのTシャツは、ただの編物ではありません。
“しなやかさ”と“強さ”を両立する高度な編み設計がなされています。
- 双糸(2本撚り)使用:糸にコシがあり、ねじれやヨレに強い
- 度詰め(高密度):ぎゅっと詰まった編みで、型崩れしにくい
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プレーティング編み:表と裏で異なる糸を使い分ける技術
└ 表面:オーガニック超長綿「アルティメイト・ピマ」
└ 裏面:ストレッチ性のある機能糸
この裏糸の機能性が、形態安定性を支えてくれているのです。
「たった3分のスチーム」かもしれない。でも、その手間がいらない。
忙しい朝の3分は貴重です。
コーヒーを飲む時間になるかもしれないし、身支度に余裕が持てるかもしれない。
「Tシャツにスチームをあてるかどうか」で、その3分が左右されるのは、ちょっと惜しい。
〈VELAR〉のTシャツは、そんな朝の手間をそもそも発生させない。
ビジネスの現場に立つ人たちにとって、強い味方になってくれるはずです。
まとめ:パッキングしても安心な、シワに強いTシャツ。
💡 汗ジミも気になる方へ ─ 同じ条件で吸水テストを行った 「VELARのTシャツで汗ジミを検証してみたら、6秒で答えが出た」 も合わせてご覧ください。
- 一晩バッグに入れても、目立ったシワがつかない
- 畳みジワ・横ジワも少なく、清潔感をキープ
- 朝のスチームがいらなくなる=時間のゆとりが生まれる
- シワの原因は織物のズレ。VELARは編物+機能糸で構造から解決
着る直前に慌てたくない。そんな方にこそ、このTシャツを手に取ってほしいと思います。
text _Yuta Yagi / edit _Ado Ishino [E]